車のアーシングと人体のアーシング何が違うんですか?
どちらもアーシングなので、最初は何か関連があるのではないか?と感じる人もあるかと思います。
自動車のアーシングは、主に電気系統の導電効率を向上させることを目的としています。
自動車も長く乗ることで電装部品や回路で電気抵抗が増し、電力損失が発生することがあります。これにより燃費や機能が低下してしまうため、バッテリーのマイナス端子(0V)から車体の各部品にアース線を追加することで、電流の流れを安定させ、燃費や電装機器の性能維持を図るのが自動車のアーシングです。アース線によってこれによって、基準となる電位が明確になり、より安定した動作が期待されます。
一方、人体のアーシングは、地面を0Vとした基準に人体を合わせることで、体内の電位を地面と同調させ、生体の機能の正常化させるのが目的です。
両方とも、安定した基準点(0V)を設け、電位のバランスをとることで機能の最適化を目指している点が共通していますね。
また、人体のアーシングは個人差があり、機能回復で回復できる症状と、遺伝的に、生活慣習的に改善に時間のかかる症状もあります。これはアーシングが人体に果たす役割がよく解明されていないからです。
同様に、車のアーシングも導電性以外の理由で機能が劣化している場合には、丁寧なアーシングが適切に機能しない場合もあります。特に新しい車では十分な性能が維持されているため個人がアーシング処理を行っても効果が目に見えることはないかもしれません。
自動車の一つ一つの回路の役割と関係性を正確に把握することで車のアーシングも効果を増すように、私たちは人体とアーシングのより効果的な方法論の解明のため、学問の分野を問わず、さまざまな情報にアンテナを広げています。
余談ですが、なぜ自動車のバッテリーの0Vを利用して社内でアーシング(人体の)ができるのか、という質問もいただきます。これは仮説を含むのですが、自動車のボディの通電部分はバッテリのマイナス曲に繋がれているので、0Vが保たれている、と考えます。そうして0Vが規定されるところに人体が触れることでアーシングと同様に安定した0Vを得られるのではないか、という発想からです。
またハイブリッド車などは電磁波がきついのではないか、というご質問もありますが、電気を扱うハイブリッド車ほど絶縁処理をしっかりしないと感電事故が起きる可能性があるため、普通のノーマル車よりも電磁波については防護されている、とされています。
自動車は金属を内部で回転させて走っていますので、常に電磁時は静電気が発生する環境が整っています。各メーカーでも静電気除去の付属オプションなどがどんどん開発されていますので、自動車の電気、電磁波に関するご質問は直接ご自身がご利用されているディーラーさんにご質問いただければ確実です。
アーシングと他の健康グッズや信教的思想などを連動させると効果は上がりますか?
これもよくある質問ですが、個人の生活環境や、これまでの人生経験と大いに関わるのではないかと感じます。
例えば風邪をひいた時いつもホットミルクを飲んで治していた人は、大人になってもちょっとした風邪はホットミルクを飲んで早めに寝ると翌朝治っていたりします。
また風邪に抗生物質は効きませんが、子供の頃からその特定の見覚えのある錠剤や薬品名を見て飲んできた、みたいな経験があると、錠剤の効能に関わらず、その習慣によって体が自然治癒力を増し、風邪が治っている、といった慣習を持っている人がいます。
そもそも人体には自分であらゆる炎症を取り除く力がある、とされています。
人体には症状を分析し、必要な対処ができるマルチシステムが備わっています。体の中に自分専門の薬剤師がいるイメージです。
これらは習慣や思い込みなどでも容易に機能します。プラセボ反応とも言われるもので、どんな薬剤の臨床試験でも30%はそうして偽薬で治ってしまう例があるそうです。体が反応し脳が命令を出すと、必要な薬効物質を作って作用するのだそうです。
アーシングにこれこれを併用するとより効果がある、と言う話を聞くたび、一つ一つ勉強をさせていただいています。より専門的な知識や論文を自分たちで探して一定の仮説を持つようにしています(その後は仮説の検証が続きます)。
当然それらはプラセボ効果同様、個人の生育環境や、生活習慣とマッチした時効果(トリガー)が現れた時、何らかなお治癒効果が起動することがあります。海風に当たって育った人は、その海の匂いでリラックスを覚える。というように。
そもそも人が言葉や思想を持つ以前から、アーシング状態で生活しており(裸足)、そこには特定の信教や健康グッズはありませんでした。そこから推測するにアーシング自体は、それだけで十分な機能を人体に与えてくれると思います。
しかしそこに現代の電気に囲まれた住環境、ストレスや運動不足、寝不足を抱えた生活体系が、複雑な健康状態を作っているために、さまざまな思い込みや信じたりしてしまうことも認めなければなりません。そして解決を難しくしているとも言えます。
特に併用すべきものが誰でも、必ずあると現状断定することはできません。
自分に合った健康法は自分で見つけていくしかありません。
色々な人の意見を聞きつつも、ご自身でしっかり効能を判断してお選びになるしかないと思います。
アーシング協会ではそうしたご質問も随時お問い合わせフォームより伺っております。