アーシングとは?

What earthing

アスファルトと電磁波に囲まれた現代人

現代社会は、人類の発展とともに、道路がアスファルトで整備され、靴底はゴム製のとなり、肌で地面に触れる機会は驚くほど減りました。
文明以前には、人は日々直接地面に触れ、自然とアーシング行為が成されていました。人類は生活様式の進歩により、知らず知らず地球と隔離した状態で生きるようになったのです。
それに加えて空気中には、都市中に張り巡らされた通信機器などによる自然ではない電磁波が溢れています。それらの弊害は未だよくわかっていません。
しかしそんな社会環境の中で、人はそれまで経験したこともないような、身体の不調や原因不明の痛みに悩み、矛先のないストレス、苦しみを抱えるのが当たり前のように感じています。
まるで人がこの地上では希望を持って生きられないと信じ込まされているかのようです。
しかし、それは誤りです。なぜなら文字通り人は本来接続すべき地球(大地)と隔絶しているのですから。

身体内に電気が溜まっている現代人

人は筋肉を動かすために体内で電気信号を発生させて生命活動を維持しています。
人の細胞にはミトコンドリアがあり、このミトコンドリア自体が、体の中の小さな発電所となって電気を発生させています。
生命活動で発した電気が体内に余分に溜まらないように大地に接している必要があります。
地面から離れ、かつ電気を通しにくい性質を持つ脂肪で体を覆い、ますます人は体内に電気を溜め込んでいます。
多くの体の不調の原因は、社会の責任でも、あなたの生活態度の悪さでもなく、ただ、あなたがゴム靴を履いてアスファルトの道を歩いているためなのです。

電気が溜まると活性酸素が発生しやすくなる

体内に電気が溜まることで、電気を帯びた電子の活動が活発になり、活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素は、体内の様々な場所で炎症を起こす原因になることがわかっています。身体の病気や痛みの元は炎症から発生し、活性酸素はその炎症の元と言われているのです。

活性酸素が過剰になった状態を酸化ストレスと言います。さまざまな要因で酸化ストレスは発生しますが、体内に余分な電気が溜まってもこの酸化ストレスが発生します。
これによって、来なら正常に行われる細胞内での電子の授受がうまく行われない現象が多発し、代謝が追いつかなくなると炎症になると考えられています。

人は呼吸をして生きています。つまり、酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出しています。呼吸によって体に取り込まれた酸素は、体内で電子の授受を繰り返して、最後に二酸化炭素(CO2)に分解されて体外に排出されます。この時、体に取り込んだ酸素を100%二酸化炭素として変換できればいいのですが、うまく電子の授受ができないと、活性酸素が発生します。

人は吸い込むだけで害となる可能性のある酸素を取り込み生きています。酸素の害を軽減するためには、人が大地につながり、余計な電子を体内に増やさない生活を送る必要があるのです。

 

アーシングがなぜ身体に良いのか

アーシング(地面に触れる)とは、地球と身体の電子のやりとりをすることで大地と同電位になり、体内での活性酸素の過剰な発生可能性を軽減させる行為です。
アーシングした瞬間は体に溜まった静電気が地表に放出されますが、ただ流れっぱなしではありません。加えて地球から電子が体に取り込む行為も同時に起こっていると考えられています。
つまり、アーシングは大地と同電位になり、不要なものを出し、地球から必要なものを取り入れる行為によってバランスを取っているのです。
川の水が汚れているから、と、その水を全て排出しても川は干上がるだけです。新たな澄んだ水を引き下ろすことが必要です。
アーシングは体内の澱んだ部分を新たな水で押し流し、ミクロの世界においてあまねくバランスを取る行為なのです。詳細な電子のやり取りの話については仮説になりますが、アーシングマスター講座などで詳しく解説しています。

アーシングは身体の免疫力を高め、様々な不具合を解消する

アーシングの効果としてはよく報告いただくのは、
・血行が良くなり、体がポカポカするようになった
・寝つきがよくなる、ぐっすり眠れる、寝起きが楽になったなどの睡眠の質が上がる
・肩コリ、腰痛、頭痛が軽減する
・ストレスの軽減、うつ病、めまいなどの軽減
・スポーツ選手の練習にアーシングを取り入れたら選手の怪我が減った
・女性は特に肌にキメがでてきて、肌質がよくなった、
などです。
アーシングは体の免疫力の回復をもたらしていると考えられます。

アーシングすると血液の流れが良くなる

アーシングで一番わかりやすい効果は、血液の流れが良くなることです。

赤血球の流れ

図は、アーシング前とアーシング後の赤血球の状態ですが、アーシング前には、静電気で赤血球どうしがくっつきあい、流れが悪くなっていたのが、アーシング後はお互いに離れ、スムーズに流れるようになっています。アーシングを行うことで、体の動きに柔軟性が良くなるのも、こうしたミクロの世界の働きが理由と考えられます。

アーシングは、空気中の電気や電磁波の除去にも役立つ

体内で電気が発生するように、空気中にも様々な電気や電磁波が発生しています。
現代は電子レンジなどの電化製品だけでなく、スマホや5Gの電波塔からも高周波(電気の一種)が発生しています(人体への影響についての国の報告についてはこちらをご参照ください)。
アーシングの本来の目的は地球と人間の身体内の電子の授受ですが、このように電気や電磁波に満ちた空気中の電場に対しても有効に作用し、空気中の電気や電磁波を地面に逃がし、低減することができます。

やり方はいたってシンプル

アーシング自体は裸足で地面に触れるだけです。
あるいは、公園に生えている樹木に手を触れるだけでも同様な効果があります。
あまりに簡単すぎて拍子抜けかもしれませんが、その簡単なことができていない生活になっていることについてまずは考えてみてください。

屋内でアーシングができる器具の開発

そこで屋内でも屋外でも手軽にアーシングができるグッズが開発されています。
例えばアーシングができるシーツなどです。毎晩お使いになるシーツをアーシング仕様に変えたもので、睡眠という最も大事な時間野中でアーシングができるものです。
同様にアーシングマットはご家庭の様々な敷物の代わりに使って頂くことで、手軽にアーシングができます。
また移動しながらアーシングできるアーシング靴下もあります。
またヨガなどと組みあわせて実践できる大きめのヨガマットもあります。
屋外でヨガをしても、ゴム製のヨガマットでは電気的には大地と遮断されてしまっています。通電できる状態で大地と繋がる事が本来のヨガの効果をうみます。
また、屋外でも履き物を履いてアーシングができるように、伝導性の靴底になっているアーシングシューズなども製造されています。

アーシングの歴史

アーシングは、実は自然治癒法として昔から世界各地で行われていました。日本では、戦後には既に楢崎 皐月が電磁波と人の健康に関する本を出版しています。
また、1980代から日本の医学界の一分野でも、治療に取り入れられてきました。
アメリカでは、モンタナ州出身のクリントン・オーバー氏がその概念を体系化し、現代人でも手軽にアーシングができるように様々な商品化を図りました。

アーシングは日本の医学界でも注目されています<

2019年、2020年と構造医学の学術会議で、アーシングに関する論文を当アーシング研究会員でもある獣医師西川めぐみ先生が発表しています。
鍼灸接骨院、治療院、リハビリ、介護などの業界でもアーシングを活用して患者さまの治療に効果をもたらした改善事例が数多くあります。