ウイルスやタンパク質の研究には、分子の間に働く静電気力という言葉が登場します。これは、服を脱ぐときの帯電や、アーシングで体を大地につなぐことと、そのまま同じ現象として扱えるものではありません。
「富岳」の研究で調べていること
理化学研究所の紹介では、スーパーコンピュータ「富岳」でウイルスのタンパク質と薬剤の相互作用を計算し、治療薬候補を探しています。分子動力学の計算で、化学結合や静電気力などを扱っています。
アーシングの効果へどうつなげて考える?
この研究は、アーシングによる感染予防を試験したものではありません。分子の相互作用に電荷が関わることだけから、接地すれば感染が減ると結論づけることはできません。体表の帯電、細胞膜の電位、分子の相互作用は、それぞれの条件で調べる必要があります。
協会が注目する可能性
協会は、電気的な接続が生体にどのような変化をもたらすかという問いを大切にしています。アーシングと免疫・炎症の研究を紹介しつつ、感染への作用を論じるには、その感染を対象にした比較研究が必要であることも明示します。アーシングは無理のない健康習慣として取り入れ、感染予防や治療の代わりにはしないでください。
参考資料
理化学研究所:富岳による治療薬候補の探索と同定/Oschmanら(2015):アーシングと炎症・免疫のレビュー
