アーシングは、体と大地を電気的につなぐ実践です。日本アーシング協会は、測定できる物理作用と健康に関する研究の両方に注目し、日々の健康づくりに取り入れることをおすすめします。
接地によって変わる、体の電気的な条件
適切な接地によって、体の電位が大地の電位に近づき、周囲の低周波電場から体に誘導される対地電圧が低下することが報告されています。測定値は、周囲の配線、姿勢、接触状態、測定機器などによって変わります。
アーシングを「体内の電気を全部消す」と説明することはできません。神経や筋肉などに関わる生体の電気的な働きと、体の帯電や対地電圧は区別して考えます。
研究では、どのような変化が報告されていますか?
睡眠中の接地を調べた12人の予備研究では、コルチゾールの推移と、睡眠・痛み・ストレスの自己評価の変化が報告されています。また、健康な成人10人の2時間の接地では、赤血球のゼータ電位と凝集の変化が報告されています。いずれも研究の規模や比較条件を踏まえて読む必要があります。
協会の考察:電気的な接続が健康づくりを支える可能性
大地との接続や電子の移動が、酸化還元反応や炎症の調節に関係するという仮説が研究者から提案されています。協会は、こうした仮説、予備的な研究、実践者の体験が、アーシングの価値をさらに調べる材料になると考えています。
作用の仕組みや効果の条件がすべて解明されたという段階ではありませんが、研究途上であることだけを理由に実践の価値を否定せず、安全で心地よい方法をおすすめしていきます。
電磁波対策としての位置づけ
協会は、公的なリスク評価を尊重しつつ、未解明の健康影響の可能性も考え、体感の有無にかかわらず予防的な工夫をすすめます。アーシングが関係する低周波電場による対地電圧と、低周波の磁場・携帯電話などの高周波を区別し、距離や配置の見直しも組み合わせます。
実践しながら記録する
まずは安全な土や芝生などで、無理のない時間から取り入れてみましょう。場所、時間、接地方法、その日の睡眠や体調を記録すると、自分の実践を振り返る手がかりになります。体験の記録と、効果を調べる比較研究は、それぞれの役割を持っています。
出典・参考文献
- Ghaly M, Teplitz D.(2004)睡眠中の接地とコルチゾール・自己評価の予備研究。12人、8週間。doi:10.1089/acm.2004.10.767
- Chevalier Gら(2013)接地と赤血球のゼータ電位・凝集の研究。健康な成人10人、2時間の接地。doi:10.1089/acm.2011.0820
- Chevalier Gら(2012)アーシングの健康への可能性を扱うレビュー。doi:10.1155/2012/291541
