50Hz・0.3mTの磁場に2分間さらしたとき、ラットの呼吸にどのような変化が起きるかを調べた研究です。電磁界と生体の関係を具体的な条件で調べた報告として紹介します。
実験条件と結果
0.3mTは300µTです。曝露中には呼吸回数の低下や、呼吸周期・吸気時間・一回換気量の増加が観察されました。論文は、短時間の低周波磁場への曝露と呼吸機能の変化との関係を報告しています。
協会の考察:条件を分けて研究を読む
協会では、生体への作用を調べる研究を、予防的な環境づくりを考える材料として扱います。この実験は動物の短時間曝露であり、人の長期的な健康被害を直接示したものではありません。一方、「日常では遭遇しない」と一律に切り離さず、どの機器のどの位置・距離での磁場と比べているかを明確にする必要があります。
アーシングによる低周波電場への作用と、今回の低周波磁場への曝露は区別して考えます。人体を接地するだけで、この磁場が除去されるという研究ではありません。
出典
Effect of short-term extremely low-frequency electromagnetic field on respiratory functions(2025) / PubMedの書誌情報
