アーシングの方法
・1日を通して出来るだけ長い時間
・体表面の広い面積で触れてアーシングする
と効果的です。詳しい仕組みは後日で学びますが、ここでは、
「アーシングをすることで、大地と同じ電位になり、大地と同じ電位になり、体の機能を整える」
と理解して先に進みましょう。
今の時代は様々な電気機器に囲まれているので(「電磁波が多い」と表現することも)”アーシングし過ぎる”事はない、と考えられます。
●屋外でのアーシングについて
・地面(土や芝生など)の上に裸足で立つ、手で触れる
・大地に根を生やした木や植物に触る
・自然の中の川、海に入る
(ほか、森林浴をすることも良いとされています)
基本的には地面に触れることが確実ですが、私たちは普段の生活でも微量ながら放電もしています。適度に自然の中で過ごすことは健康を維持することに理にかなっています。
森林浴では地面や木々に触れたりすることでアーシングの機会が増え、より効果が期待できます。
森林浴や外でのアーシングでは、人間の五感や植物などから出るフィットンチッドという物質による効果などもある、と言われています。
※フィトンチッド(phytoncide)は、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。 植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質。 森林浴はこれに接して健康を維持する方法と考えられ、健康増進だけでなく癒しや安らぎを与える効果もあるとされる。室内の植木鉢の土など、地面と繋がっていない場合はアーシングできません。
森林浴参考
https://www.nippon.com/ja/people/e00140/
http://www.fc.chiba-u.jp/research/naturetherapy/research.html
アーシングと活性酸素
人は筋肉を動かすときは脳からの電気信号で動かしてます。
学生時代にカエルの足に電気を流した実験をした方はいませんか?実験はせずとも教科書や参考書には書かれていたと思います。生物の体は電気信号で反応することは、このガルバーニの実験によってすでに発見されてきました。しかしその電流があまりにも小さい(pA=ピコアンペア=10-12アンペア)ため、近現代まで計測すること自体ができませんでした。
現在では、人体をめぐるあらゆる信号が、電気信号によって営まれているその仕組みが解明されつつあります。
一つの細胞の中には「ミトコンドリア」が平均300~400個あり、代謝の盛んな脳、肝、腎、筋肉などの細胞では数百~数千個ある(体重の約10%を締めます)と言われています。
このミトコンドリアは「体の中の小さな発電所」と呼ばれ、自家発電するロボットのように文字通り人は体内でATP(アデノシン三リン酸)という細胞にとって古代から必須のエネルギー源を作っているのです。
これは電気を体に発し続ける、という意味ではなく、ミトコンドリアが猛毒である酸素を巧みに吸収し、電子の授受を自ら行うことで発電と同じ仕組みでATPというエネルギーを作るという意味において、生体科学の専門家も”ミトコンドリアは電池と考えても良い”と解説しています。
ミトコンドリのせいで身体中が電気で溢れる、という意味ではなく、人体にとって安全なATPというエネルギーを作るという意味の”発電所”という例えです。疲労やストレス、寝不足などが常態化するとこうした処理のどこかに不具合が起き、ミクロのレベルで酸素を適切に処理できなくなる恐れがあることを意味しています。
酸素が適切に処理できないと、活性酸素が増え、細胞を傷つける可能性が出てきます。
アーシングは、この「体の機能の不具合」を整える効果があるとされています。その仕組みは完全に解明されていませんが、さまざまな論文の文言を重ねると、アーシングによって人体が地球と電位を揃えることで、正しい基準電位のもとで、体内の環境、整流機構を整え、結果としてミクロのレベルの電気環境が整い、健康が回復される、とイメージすると良いと思います。
活性酸素の構造
電子は原子核の周りを回り、他の不対電子と対になることで安定すると言われています。
原子核の周りの黄色い●が電子ですが、
この原子核の周りの円から抜け出して自由に動き回れる電子の事を「自由電子」いいます。
参考;自由電子について〜電気の正体とは
さまざまなメディアで、家庭内の電磁波の数値が高く、人体に危険だから電磁波を除去しましょう、アーシングしましょう、といった言説をみたことがあるかもしれません。
しかしそのような内容はいくつかの点で、正確ではありません。
確かに現代は、大地と絶縁されることに加えて、身の回りの電化製品や、種々の電磁波などの影響で体の外からも電気の影響を受けやすい住居環境になっています。
しかしながらWHOなどが世界中の研究者から集めたデータによれば電磁波の人体への影響は完全には証明されていません。
しかし、一定数、必ず体調などに影響が出る人がいるのは事実です。
現実には、影響はあっても、経済などの関係で影響がると言えないということがあるので、断言をしていないという見方もあります。
WHO電磁波関連ファクトシート集
現状はしっかりと人体を大地に接続することで、その影響を最小限にするための工夫をしていく、ということを考えるべきでしょう。
電気と電磁波の違い
電気=厳密には電荷の流れ(主に電子の流れ)を指します。
電磁波=時間的に変動する電場(または電界ともいう)と磁場(または磁界ともいう)から生じる波です。
電気が流れるところに生じるエネルギーを総じて電磁波と呼びます。
家庭の交流電流は、50Hz/60Hzの周波数を持ち、これは1秒間に電気の流れる方向が50回または60回切り替わることを意味します。この電場と磁場の方向の切り替えにより、同じ周波数の電磁波が微量に生成されます。この電磁波が自分の体調に影響がある、と考え実際に体調不良を感じる人がいます。
ブレーカーは部屋別、機器別に選んでon/offできる場合を想定しています。
アーシングの体感について
アーシングの体感はかなり個人差があります。
当協会ではさまざまな報告をいただいています。
アーシング時の感覚
・なんか少しピリピリする(嫌な感じではないピリピリ感)
・ジワジワする
・温かく感じる
などがすぐに感じる体感として代表的ですが、これも感じる人もいれば、感じない人もいるようです。
主要な改善報告
・よく眠れるようになった、目覚めがスッキリするようになった
・他にも肩こり、腰痛、頭痛が改善した
などがあります。
この効果も、すぐに効果を感じる人、全く何も感じない人、継続していて気づいたらなんかよくなっていた等様々です。
その他のアーシング効果報告例
●慢性痛や症状の改善
・肩コリ、腰痛、頭痛がなくなった
・めまい、難聴がおさまった
・血糖値が下がった
・ヘモグロビンa1cの数値が下がった
・糖尿病神経障害での足の麻痺の感覚が戻った
・事故での後遺症で足を全く動かす事が出来なかったのが感覚が戻り、数歩歩けるようになった
・多発性硬化症が改善された
・末梢神経疾患から解放された
・スポーツ選手の練習にアーシングを取り入れたら選手の怪我が減った
・ケガが早く治った
・アトピーの痒みが軽減、アトピーが治った
・花粉症が軽減した
・変形股関節症の痛みの軽減
・手や足の痺れがなくなった
・リウマチの動きがよくなった
・帯状疱疹後神経痛の軽減
・圧迫骨折の痛みが激減し、足の痺れも治った
・頸椎症性脊髄症により左優位の両上肢にしびれ
・怪我をして生えてこなかった爪が生えてきた
・歩行改善
●睡眠について
・不眠症、睡眠改善、よく眠れるようになった、疲れがとれる
・翌日の目覚めがいい
・いびきが静かになった(しばらくすると戻る事が多い)
●精神状態について
・ストレス緩和
・なんか少し落ち着く
・うつ病の人では、なんか落ち着く、薬を飲まなくても寝れるなど
・集中力が上がる(ヨーロッパでは電磁波の除去をすることで学生の学力が上がったという検証もある)
●体の状態について
・体が温かくなる
・女性は特に肌にキメがでてきて、肌質がよくなった
・足の静脈瘤がなくなった
・運動後の疲労回復、次の日筋肉痛や筋肉疲労がいつもより楽になった
・ケロイドがなくなった
・柔軟性が良くなる
・筋力テストアップ
・視力障害、視界がスッキリする
・動悸、息切れがしなくなった
・こむら返りがなくなった
・歯の食いしばりがなくなった
・ガルパニック電流(金属から感じる電流)がなくなった
・歩行改善。足指、足首、スネの外側筋肉のそれぞれが柔軟で、とても歩きやすい
・痩せやすい体質に改善された
また、家の中で飼っている犬や猫などのペット、動物などもアーシングは必要だといえます。人と同じく元々は大地の上で生活しながら進化した生物だからです。
ベランダなどで育てている植物と、大地で育っている植物では育ちが変わったりすることもあります。
熱帯魚の水槽にアースをして、熱帯魚が元気になった等の報告もされています。
コルチゾールの過剰分泌の低減
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つです。
心身がストレスを受けると、急激に分泌が増えることから、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
コルチゾールの分泌過多は、ストレスから身を守ろうとして起きる現象です。瞬間的な量の増加に問題はありませんが、長期的なストレスにさらされることで、脳の海馬を委縮させることが分かっています。
さらにコルチゾールの分泌は、免疫系・中枢神経系・代謝系など、身体のさまざまな機能に影響を及ぼします。たとえば、うつ病患者のコルチゾール値は高い、ということなどからも分かります。
つまりコルチゾールは、ストレスと心身の健康状態を結びつける、大切なホルモンなのです。
アーシングはこのコルチゾールを安定させてくれるという論文も複数発表されています。
参考:「代替医療と生活習慣医学の方策としてアーシング(グラウンディング)の勧め:研究立証と臨床の評価」
アーシングについての諸問題
屋内でのアーシングできるグッズを使用しての効果で悪い反応が出る場合
感覚が通常の人よりも敏感な人がいます。敏感な人の中にはアーシングによって逆に体調が悪くなる人がいます。
①寝ているときに何度も起きてしまう
①体がむくむ
①次の日一日中眠い、だるい
②ビリビリしてアーシングができない
②しばらくして動悸がしてくる
中には血尿が出たという方もいます(効能は全て使用者ヒアリングによるもので病理検査で因果関係が確定したものではありません)。
これらの人は、コンセントのアースに接続して出ている反応がほとんどです。
このような場合、
①の症状の方は
・我慢できる人はそのまま続ける
・1日に数回に分けて体を慣らす
・グッズの上に厚めの生地を敷いて抵抗を大きくする(電気の移動がゆっくりになります)
・浅く埋めたアース棒でアーシングする(抵抗が大きくなるので、こちらもゆったりと放電できることになります)
これらの方法から試してみるとよいでしょう。
②の症状の方は、
・水道など抵抗の高い所に接続する
これから試して頂くのが良いでしょう(①の方が試してもOKです)。水道は抵抗が高くゆっくりアーシングする、といったことが症状改善の報告を頂いています。
症状によって対策方法を選ぶ基準として、すぐに悪い反応が出る人で水道からの接続が可能であればご検討ください。
※水道でももう現代ではほとんどの水道管が塩化ビニル製になっていますが、まだ鉄の水道管の場合がありますので注意が必要な場合があります(導電性が高い)。
これらの対策/対応をすることでアーシングの効果を得られることが多いようです。
(テキスト2におけるアーシングできるグッズの使い方の項目も参照)
可能であれば、テスターで形式的にでも計測をしてみてください。
電磁波過敏症
電磁波過敏症と訴える人は近年まだまだいらっしゃいます。
室内の家電のそばにいると体調がおかしくなる、と訴える人です。
スマホやパソコン、電子レンジや、テレビなどの近くにいると手足が痺れたり頭痛がする人もいます。
また、そのような方の中には化学物質過敏症も持っているという方も多いです。これらのさまざまな症状が出る方を「環境不耐症(EI)(WHOファクトシート)」などと総称することもあります。化学物質過敏症の人で症状が重い人は、洗剤、衣類など化学物質が入っているものでアナフィラキシーショックや症状が出る人もいます。
白熱灯だと平気だけど、LEDライトでも影響の出る方もいます。
影響を受けると訴える人がその対象とするもの
電波(スマホやwi-fi)
電線/高圧線
電化製品
家の壁の中のコンセントなどの電気配線/部屋の照明/2階以上は下の階の照明
スマートメータ(電気のメータ)
車(ハイブリットカー)
電車、飛行機
電磁波攻撃(真偽はともかく報告例自体は何件もあります)
電磁波による影響があると訴える人の中には、アーシングすると感電のような状態になる事がある、と言います。
ビリビリするといっても、嫌なビリビリ感、火傷みたいな反応になったりすることもあるそうです。
またアーシングしている際に扱う電気機器がアースさえれていないがゆえに、機器の放電などの影響でビリっとくる、といった状況もある(これは電磁波の影響ではなく、単純に感電している)ので、しっかり状況をリスニングして判断する必要があります。
繰り返しますが、しかしながら具体的に何がどのようにどれだけ、どんな経路で身体内のどのような部位にどんな理由で影響を及ぼしているのかをリアルタイムで観察することはできません。よって原因となっているだろう存在を推測し、一つ一つそれらの電磁波源を除去していくことで消去しながら、その影響を観察する、という手段をとるしかありません。これは大変地道な作業で、ケーブルを繋いでおしまい、というわけにはいきません、当講座を修了したアーシングマスターのような人材が、一つ一つ地道に発生源や、対策を施した上で、阿良に一定期間数値と体調を観察し、重ねて対策を施さないといけません。とても忍耐の必要な作業ですので、心身が疲労している時にはこうした行為が難しい場合もあるでしょう。
海外では「汚れた電気(Dirty Electricity)」と紹介されたりします。
Dirty ElectridityはACアダプター/モーター/ファン等から出るノイズ、交流を直流に変えるとき等に発生するノイズ他なので、電気的なノイズになります(論文などでも示される海外で質の悪い電気設備が作り出す電気の質についての言及から来ているようですが、個人によって解釈が異なる場合がある用語です)。
アースすることでノイズによる影響は抑えられると考えられます。発生源を見つけて、シールドしてあるケーブルにフェライトコア等(Amazon等参考画像リンク)を取り付けたり、アーシングできるグッズで蚊帳を作り、体感の良い対策を個人で施していくしかありません。またコモンモードノイズ対策(テキスト2で解説)をしていても、アース線から入り込んでしまう様々なノイズを敏感に感じてしまう事も考えられます。
これらの過敏症の方は、
「何か電気みたいなものが体に入り込んでくる」「ビリビリする」
という表現をします。また、そのなかでも敏感な方で、
・コンセントのアースでは嫌な感じがする
・アース棒ではコンセントのアースでアーシングするよりマシだが少し嫌な感じがする
・外でのアーシングは全く問題なくできる
という報告もあり、アーシングに違和感があったり、逆に体調を崩す人もいます。
人によって皮膚の表面抵抗の低い体質の人もいて、普通の人と違う放電量によって、スマホや電気機器を壊してしまうタイプの人もいます(生まれ持っての体質、というよりも、その人の住環境の乾燥の度合いや服装、実際に壊れた時の状況、電気機器の使用状況/使用頻度、過度の疲労や、長年の生活習慣による体質により一時的に帯電しやすい状況、などが考えられるので、”自分は電気に弱い”と思い込みすぎないようにして下さい)。
一方で、そうした過敏症であってもアーシングを続けることで適応していく方もいるようです。
また電磁波の影響を感じている人はアーシングすることで電磁波の影響も改善(電場からの電気も一緒にアースされる)されることが多いので、十分にご自身の環境を観察してアーシングを行うと良いでしょう。
屋内でアーシングを行うことのできるグッズについての周辺知識をまとめます。
アーシングできるグッズの素材について
下記は様々な金属の電気抵抗率等を示した表です。
(参照;電気抵抗率の比較)
銀
導電性が最も高く、直接肌に触れる素材として最適と言われています。
また銀イオンの効果で、抗菌、消臭、バクテリアの発生などを抑えます。
人の熱を奪いにくいなどの効果があります。
唯一のデメリットは酸化してしまうので製品としての寿命が短くなる点です。
銅
銅も導電性が良く、抗菌作用があり、人の体にはいいと言われます。
通常銀よりも酸化が早く、「緑青」ができます。人の汗などで緑青の発生が早くなります。
緑青自体が絶縁物(電気を通さない=アーシング効果が薄れる/抵抗が大きくなってしまう)です。
また、銅の素材でも硫化銅(銅のデメリットを補い、寿命が長く、酸化しづらい)を使用した製品がありますが、硫化銅は半導体で、本来の金属の銅ではありません。
ステンレス
導電性は銀や銅よりも低いが、錆びないので寿命が長い素材です。
しかしステンレス性の素材によってクロムやニッケルなどが溶け出してしまうとその精度によっては金属アレルギーが起きる場合もあります。
銀よりもアレルギーが出やすい素材と言えます。
炭素(カーボン)
炭素は人にとって重要な元素になりますので、アーシングの素材としても適しています。
金属より導電性は低いですが、長持ちします。
ゆっくりアーシングができるので敏感な人は炭素の方が心地よく感じる、という報告もいただいております。
一説では、炭素が磁場を安定、吸収するとも言われています(埋炭などの慣習に基づく言及として、エビデンス調査中)。
炭素生地はツルツルのポリエステル素材がほとんどであり、精密機械を作る工場などで静電気を除去する作業着などによく使われています。
市販の炭素のマット/カーボンマットでも、素材がいろいろありますのでその効果を一様に述べることはできないでしょう。
屋内アーシングについて
(グッズについての詳しい使用方法と実践はテキスト2で行います)
屋内でアーシングするには、コンセントにあるアースに導電性のあるマットやシーツなどのアーシングできるグッズをアースがついてるコンセントに繋げて、それに触れることでアーシングができます。
しかし日本での一般住宅では各部屋全てにアースがあることはほとんどありません。
ただ、一般住宅を建てるときに洗濯機のコンセントにはアースを付ける事が義務化されています。
他には、エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、トイレのウォシュレットにアースがあることがあります。
注意:コンセントにアースの接続口があっても必ずアースが機能しているとは限りません。年月と共に劣化や、検査の時だけ地面を濡らして検査を通す、手抜き工事などで、繋がっていない場合があります。
その他のアーシング方法について
●アスファルト/コンクリートでのアーシング
アスファルト、コンクリートは電気抵抗が非常に大きい為、全くできないわけではありませんが、あまりにも地中まで深い施工がされて大地と絶縁されている場合はできないことも考えられます。
・アスファルトやコンクリートの素材には、村土地の水捌けや傾斜、地盤などに適切な混合物で成り立っています。水捌けの悪い地域では、アスファルトの間は隙間を作り、水を流しやすくなっています。そこに水分が溜まり、状況によてはその水分を通してアスファルトでアーシングも可能になる状況も起こりえます。
・新しい建物のコンクリートはアーシングできないかもしれませんが、古い建物のコンクリートは、ひび割れや、苔などの表面構造によって、アーシング効果に類する行為も可能かもしれません。見た目で舗装された道路や、自然の土のように見える場合も、内部で舗装されて絶縁されている場合もあります。
・ご自宅の庭なども表面は土に見えても何層かアスファルトで舗装して表面を絶縁している場合もあります。
・可能であれば、一度テスターでどのように電位が変わるか計測してから実施していただくと確実でしょう。
●アース棒を外に埋め込みアーシングする
アース棒を屋外地面に打ち込んでアーシングすることもできます。
詳しい解説詳細はテキスト2でご紹介します。
※実際にアーシングできているかどうか、テスター等で必ず数値を計測してご確認ください。
●水道近辺でアーシングする
昔は水道管は鉄でしたが、今は樹脂やポリエチレンが多いので電気を通さない素材になっています。
しかし一軒家や3階建て以下のマンションなどは地下からのくみ上げ式が多く、水道の中の水が地下の水道管に繋がっていてアースできる場合があります。
また地面とは繋がっていない場合でも0Vになっている場合があり、これでアーシングの効果が出た、という報告をいただいています。
なお、0Vだからと言って地面のアースと同じである、ということではありません。地面でなくても0Vの場所はあります。(テキスト2参照)
●鉄筋の建物の鉄筋に繋ぐ
鉄筋の建物は鉄筋が地面にささっています。
その鉄筋にアルミサッシやドア枠、ベランダのお手すりなどがつながっている場合はアースできる場合があります。
同様に地面と繋がっていない場合もありますが0Vになっている場合もあり、やはりアーシングの効果が報告されています。
●自動車乗車の際にアーシング
車に乗っているときは地面には繋がる事はできませんので本来のアーシングとは少し違いますが、車はバッテリーが12V(普通車)で回路が完結しています。ボディアースと言って車はボディでアースできます。車のマイナス極性部位に繋ぐことで車の中での電場を除去、静電気を除去する事ができます。
(ここでの「アース」はマイナス(車体)に人体をつなぐことで静電気を車体に逃し、バッテリーに電気が逃げいく、という意味です)
車にのると頭痛がする人が、アースを解く事で改善した例があります。
車は雷が落ちても安全と言われる原理は、車に雷が落ちてボディを通り、タイヤの電気を通しにくい性質を利用してゆっくり地面に放電してくれるためだ、と言われていますが、人が車の金属部分に触れていると感電してしまう可能性がないとは言い切れません。
念の為、雷の時はアースしないことが賢明です。
車の中でどのようにアーシングするか、という詳細については下記をご覧ください。
●アーシングできるヘルスバンドを使う(静電気ブレスレット)
接地しているアースではないアースでのアーシングや、手首などにつける静電気のバンドによる体調改善効果の報告があります。
・付けた方の腕の可動域が良くなる
・片頭痛がなくなる
・原因不明の手の痙攣がおさまる
・PC作業の肩こり、疲れ軽減
・肩こりが楽になる
車のボディアースや、ヘルスバンド的グッズの静電気の除去(あるいは何らかの放電処理)は、大地から新たに電子を受け取る効果とは異なることも考えられます。体の環境にもよりますが、余剰になった電子を体外に出したり、0Vという基準電位を取ることで、運転時の人体の過剰なストレスや疲労の軽減に役立つかもしれません。
普段帯電しやすい服を着ていることで、空気中の帯電した埃などが体に付着したり、吸い込んだりして常時帯電していく、と考えてください。
もし効果が不十分であった場合は、自宅や休憩時に地面での(植物に触れるなどでも)アーシングを行えるのなら、必ず本来の大地を介してのアーシング(それに準ずる大地と繋がるグッズ使用)をできる限り長くおこなってください(大地や植物に瞬間的に触れて、瞬間的に放電できるのは体の表面の静電気のみです)。
ブレスレットでは大地からの電子を補給することはできません。また放電はゆくっり時間がかかりますので、すぐに除電効果がある、というよりも補助的な役割によって、体表面の電場の影響を軽減する効能があると考えられます(ブレスレットでは静電気の多い乾燥した季節では、ブレスレッドをしていても絶えず静電気は体表面で発生するので、ドアノブなどに触れた時にバチッとくる痛みの現象を無くすことはできません=この場合はなるべく室内の木製部分などに触れて静電気を放電してから金属に触れるようにしてください)。
アーシングと除電の違い
※物理現象として産業事例で知られる「コロナ放電現象」そのものではなく、類似した放電現象、または自然放電現象も含んだ表現としてご理解ください。
これらの行為はアーシング協会が定義している大地のアーシングとは異なりますのでご注意ください。
●グッズの抵抗の仕組みとその理由
コードに抵抗が内蔵している理由その①
※コードジャック部分に下記のような抵抗器が内蔵されています。
導電性の物質である以上、地面の環境によりアースから入り込んでくる何らかのノイズのような存在があります。これらは「コモンモードノイズ」と呼ばれています。
ノイズ源を共有(共通)して混じって同方向に流れてきてしまうコモン(共有)するノイズを総称しています。種類も様々で、アースした大地内の状況にもよります(宇宙線、近隣の地面、施設/電気機器からの原因不明な電磁波、地下に高電圧機器や地下鉄のように活発な電気環境や、配線等が埋まっている場合等)。
これを「大地の環境が良くない」という言い方をします(そのような大地環境でも、抵抗ありのグッズを使うことでアーシングの効果が出ている報告があります)。
コモンモードノイズの種類によっては体に悪い影響を与える存在が見つかることも今後考えられます。
この抵抗器はコモンモードノイズの低減除去も可能と言われています。
もちろん、この抵抗がない方が調子がいいという方もいます。これはその人の体質や現状アースしている大地の環境、年齢や現状の生活習慣による体調にもよる、ということを理解しましょう。
一つのものが良かったからといって、引っ越した先でも一概に同じものが体に合う、と断定できない点がアーシングの難しさになることもあります。人によっては最初は具合が悪くても、続けているうちに慣れてきてアーシングの効果が感じられるようになる、という報告もいただいています。
しかし「そういう事例があるから」と、具合が悪いのに無理に続けさせることは「好転反応」を期待するような表記や表現になり薬機法に違反しますので、十分にヒアリングした上で、様々なアーシングの方法を提案できるようにしましょう。
通常のアーシングできるグッズでは、製品のコードに感電防止とアースから入り込んでくるノイズの除去のために100kΩの抵抗器が内蔵しています。
海外の研究者たちはこの抵抗器があれば、アースから張り込んでくるノイズは完全に除去できる、という人もいますが、地面の環境/ノイズの種類や量も異なるため、今のところアースから入り込んでくるノイズの除去が完全にできるかどうかは不明です。
抵抗器はノイズの除去、軽減をしてくれる役割がありますので、完全に除去でなくても低減させることができることがわかっています。
コードに抵抗が内蔵している理由その②
アーシングできるグッズは一般家庭で使用することを目的に製造されています。
一般家庭では最大100Vの電圧です。
最低限の安全性を考え100kΩという抵抗が導入されています。100kΩは電気的には小さな抵抗です。
この100kΩという抵抗を理解するためにより感電についての理解が必要です。
※コードに抵抗が内蔵しているのは雷対策ではありません。雷が鳴っている時はコードは接続を外しておくとより安全と言えます。
感電について
感電とは電気が人を流れることです。
感電は、なにも感じないレベルから、死に至る事故につながる程度まで様々です。
交流電流が人体に流れたときの反応の基準(通電電流)
0.5mA 無反応
1mA ビリッとする
5mA 相当な苦痛がある
10~20mA 筋肉が収縮して支配力を失う
50mA かなり危険、死に至ることがある
感電の危険は、
・電流の大きさ
・人のどこからどこへ電流が流れるか
・流れている時間
によって危険の度合いが変わります。
コンセントのプラス(100V)とマイナス(0V)にそれぞれ両手が触れた場合、電気は電圧の高いところから低いところへ流れますから、人の体を通りプラスからマイナスに電気は流れます。この状態が感電事故です。
地面に裸足で立った状態(大地は0V)でコンセントのプラスに触れても同様に感電事故になります。
最近は200Vが流れるコンセントも多くあります。200Vのコンセントで感電事故があると電源から体を引き剥がすことが難しく確実に生命の危険があります。100Vのコンセントでも運が悪ければ生命に危険な事故になります。大きな電流/電圧は皮膚の抵抗を破り突き抜けて流れてしまいます。
100Vコンセントであればコンセントに金属でも挟まない限り、人体だけであれば人体には一定の抵抗があり、皮膚の状態、素材の状態によっては上記の方な状況でも関電が軽微なこともありますが、それはその時の状況でたまたま電気が流れなかっただけですので、くれぐれも誤った使用は絶対に行わないでください。
抵抗のないアーシングできるグッズを用いてコンセントのプラスに触れた場合も感電事故になります。アーシングできるグッズが0Vになっているから地面に立っているのと同じだからです。
このような万が一の事故を防ぐために、コードに抵抗を内蔵させることで、体を流れる電気の量を制限し「ビリビリ」とくる程度で済みます(試さないでください)。
アーシングしていない状態で、家の床の上でコンセントのプラス(100v)に触れた場合、バチッとなる場合とならない場合があります。
床の状態が電気を流すか流さないかの状況によりますので「自分の自宅は感電しない」などと判断しないようにしてください。
<計算式参考>
乾いているときの手と電気との接触抵抗を通例2000Ωとします。
ここでは汗ばんでいる状態での接触抵抗が0Ωになることを例にします。
・人体の内部抵抗として、その抵抗を500Ωとします。
・コードの抵抗は100000Ω(100kΩ)
・マットの抵抗1000Ω
500Ω+100000Ω+1000Ω=合計101500Ω(101.5kΩ)になります。
これを計算すると、
通電電流=電圧÷抵抗=100V÷101500Ω=0.0009852A=0.98522mA
四捨五入して人体に流れる電流は1mAになります。
上で示した通り「1mA…ビリッとする」状態で10秒間触り続けても「AC-2:通常有害な生理的影響はない」となります。
よってアーシング協会認定の抵抗ありグッズを正しく用いていれば、万が一感電しても事故になるような事はありません。抵抗がある意味とその計算方法を覚えていつでも説明できるようにしましょう。
※この計算は成人を前提にしていますので、子供やペットなどでは変わってきます。
(参考)抵抗0の場合の計算
抵抗のない自作のアーシングできるグッズや、銅線だけのアーシングの場合は、人体の内部抵抗のみだけなので500Ωになります。
通電電流=電圧÷抵抗=100V÷500Ω=0.2A=20mA
人体に流れる電流は20mAなります。
これは上手で示した通り「10~20mA 筋肉が収縮して支配力を失う」ので相当危険という事がわかります。
アーシングとは地球に直接触れるのが一番自然ですが、電気と絶縁体に囲まれた現代社会における暮らし方の中では、100kΩの抵抗グッズを用いれば、長い時間アーシングを行えば効果は変わらないですし、アースから入りこんでくるノイズの除去にも効果があり、万が一の感電事故も防げる、という考え方をすることができます。
これらを踏まえた上でも、人によって抵抗がない方が調子が良い、と抵抗なしグッズを好む人もいます(体質もありますが、住居環境や、周囲の電気環境によって相性が変わる可能性もあるので、思いこまず、随時チェックしてください。)。
アーシングできるグッズと静電気除去グッズの違い
アーシングに用いる製品で「体の表面の静電気がパチパチなる」という報告をいただくことがあります。
体の表面の静電気を除去する静電気除去グッズ(工業用などのアースにつながった静電気除去グッズ)は、大きな抵抗でゆっくり静電気をアースに流しますのでパチッとなりません。静電気除去グッズはその場で行う作業において体表面の静電気が影響しないように(精密機械などを作る工場や、パソコンを製造/修理する現場では回路のショート防止のため、作業員の体の表面の静電気の除去を行うため)配慮され設置されたものですので、もちろんアーシング効果もありますが、機器は目的の効果に合わせた使用法を心がけてください。思わぬ事故を引き起こすこともあります。
一般的にESD製品(Electro-Static Discharge=静電気の放電)と呼ばれています。
Amazon | ホーザン(HOZAN) 導電性カラーマット グリーン F-703 | DIY・工具・ガーデン
Amazon | エンジニア 卓上導電マット A3サイズ 320×450×2mm ZCM-06 | DIY・工具・ガーデン
マットや服、靴などいろいろ製品があります。
ESDマットの場合、体の表面の静電気が放電しないようにやはりゆっくり逃がしてあげるための2重構造になっています。
EDSマット/リストバンド等の表面抵抗値は大体1MΩ(1000kΩ)です。
工場等は一般家庭の電圧より高く、高圧電流に触れても感電事故にならないように1MΩという抵抗になっています。
マットの裏側は10*3~10*5Ω(1000kΩ-100MΩ)など抵抗値は低くできていますのでマットの表面から裏側にゆっくり電気が逃げてゆく構造です。
ESD製品でもアーシングができないわけではありませんが、本来のアーシングとは異なるかなりゆっくりとしたアーシングになります。
人によってはこのタイプのアーシングが向いている人もおり、学習者は様々なタイプのアーシングの形式があることをよく理解し、一人一人に合った方法を提案しましょう。
いよいよアーシングできるグッズを接続し、通電しているかどうか確認してみましょう。
さまざまな状況でのグッズの設置方法
屋内のアースの種類
家庭にあるアースのタイプは大まかに分けて下記の四種になります。
電化製品をアースするために、基本的にコンセントの下部にあります。
アースは直接地面に繋がっていますので、電気が流れるなどの心配は基本ありません。
※極めて稀ですが、電気工事の業者さんで、原因不明ですがアースに電圧がかかっていた事があるようです。その際はアースに触れたらビリっとします。
洗濯機のコンセントのアースは建物を建てるときに必須で検査がありますので、洗濯機のコンセントにはアースがだいたいあります(古い建物の場合はないことも)。
また、これも稀ですが、アースの劣化や手抜き工事などで肝心のアースが地面に繋がっていない場合もあるという事を知っておいてください。
その他としてはエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、トイレのウォシュレットのコンセントにアースがあることもあります。
実際にお問い合わせいただく勘違い
こちらも緑のコードがアースに繋がっていないとアースは機能しません。よくお問い合わせがあるのは、このアースケーブルがあれば、アースされている、と思う方が結構おられます。
同様に、ベランダなどの植物の土でもアーシングはできません。なんらかの理由で植物などのプランターなどが地面に繋がっていればアーシング効果がある場合もありますが、床や階を隔てている場合はアーシングはできません。
アース付きコンセントの接続方法
ネジ式アース
3口アース
銅線差し込みタイプ
アース棒
金属の棒を地面に差し込みます。
地面に触れるだけでアーシングはできます。地面表面に軽く埋めたアース棒でもアーシングできますが、テキスト1で解説した通り、地表より、地面深くの方がしっかりアースします。
アースを電気工事で接地する際は、基本的には75cm以上の深さで接地抵抗計にて基準値をクリアしなければなりません。地面によっても電圧がある場合があり、しっかりと0Vの場所にアースしなければならないのです。
個人でアース棒を接続する方法
浅く埋める場合
深く埋める場合
アース棒を埋めるときの注意
現代の産業環境では地球規模で地球の表面は電磁波の影響を受けているとも言えます。
当然、地表より地中の方がアースの力が強い(抵抗が少ない)、と考えられます。
(引用)
そうしたアーシング環境の違い、変化を理解し、「アーシングが効かない」と考える前に、自分に合うアーシングを丁寧に精査しながら探すことのできる知識を持つと、より冷静に対処できるでしょう。
●アース線の長さ/質
電気的に理想のアースはコードの太さが太く、しっかり地中深く、抵抗が低い素材でというのが理想です。
そうすることで先に紹介したコモンモードノイズの影響も最小限に抑えたりできると言われています(深ければ、空中の電磁波を拾う可能性がその分減る)。
マンションなどは必然的に長いアースになることも考えられます。長いアースが周辺の高調波に影響されると、電子の流れが滞る可能性もありあす。また逆に大地よりも効率よく健康になった、高層マンションなどの高い所でのアーシングより治療院でのアーシングの方が効果が出た、という報告もあります。
ご自身の環境、体質に合わせたアーシングが必ずありますので、上記のような条件も考えながらアーシングの工夫をしてください。
古い歯の治療期の埋め込み金属なども、尖っているとアンテナの役割になってしまうという論文も書かれています。
これはもちろん森林のように電磁波の少ない環境と、都市や町などの電磁波の多い環境でも変わってきます。
水道からアース
水道管は昔は鉄だったのでアースすることができました。今はポリエチレンや塩化ビなどで電気を通さない素材です。
また現在は、鉄の水道管に電化製品のアースするのは禁止されています。電気の流れで水道管に穴が開いてしまう事があるからです。
人がアースする分には微量な電気のやりとりですので問題はありませんが電化製品のアースとして水道管には繋がないようにしてください。
水道でも下記の写真のようにテスターで0Vであることが確認ができます。
これは中の水が地口のところまできていて、それを通して水中に放電しているか、水道菅を通り、地下の水道管からアースができている可能性があります。
ちなみに水道は、地下からのくみ上げ式は3階建ての建物までです。4階以上の住居では屋上の貯水タンクが利用されます。
稀に4階以上でも0Vになる場合もあります。これも確認できませんのでノイズの混じる可能性のあるアーシングであることを理解しましょう。
水道への接続方法
水道に銅線で巻き付けてもかまいません。接触が重要なのでしっかり接触できる方法で接続してください。
アーシング協会認定のワニ口クリップを活用しても良いでしょう。
その他、専用のグッズでは、下記のようなグッズがあります。
一つの例として
このように水道がくっつている金属部分にっしっかり接続することができれば大丈夫です。
配線したコードにつまづかないように、壁際に沿って接続してください。
ケーブルの配線について
テスターの使い方
アーシングを理解する上で、目で見て計測できるテスターを用いてその計測方法を知ることはとても重要です。
テスターを用いる理由は下記に2点です。
①アースがちゃんと接地しているかどうか
②グッズがちゃんと通電しているかどうか
電気自体が目に見えないため、こういった計測装置をもとに判断を重ねていくしかありません。
計測の状況によっては、①、②が満たされていなくても0Vになったり、数値が下がってアーシングができている、と思えてしまう場合があります。
一度の計測だけで早合点せず、様々な視点で複数の計測を行い、その数値の確かさを判断できるようになりましょう。
グッズ利用時のテスターの活用方法
アーシングの測定では電気用のテスターを使用します。
テスターは精度によって値段が変わります。制度が高いものは誤差が少なく正確です。
しかしアーシングの確認についてはそこまで制度の高いものは必要なく、本製品もお手頃な製品となっています。
※電気関係の専門的かつ正確な測定における当協会テスターの利用はご遠慮ください。
テスターの種類によっては、0.00vまでしか測定できないものがありますが最低限表示が0.000Vまで測定できることがアーシング用テスターの条件と考えてください。
テスターには赤と黒2つのリード線(ワニ口クリップ付き5mテスター用コード)がセットになっています。
通常リード線は先端も針状で80cmくらいの長さしかありません。そのため当協会ではアースに固定接続可能な長いコードが付属されています。
プローブについて
よくテスターに付属している握る棒です。当協会では特にプローブがなくても問題ない、という立場を取っています。計測に大差がないからです。
不特定多数の方にテスターで計測をする治療院等では、こういったものほうが握りやすいですし(テスターの先端は尖っていますし、高齢者ではしっかり握りづらい場合があります)、殺菌消毒もしやすいため当協会でも取り扱っています。
時折、市販のもので、プローブがセットになっていて高額になっている商品が販売されている場合があります。
しかし個人でアーシングの測定にテスターを用いる場合は、上記の通り、”プローブがなければテスターは使えない”というものではありません。
当協会でもプローブのあるテスターセット、ないテスターセットがございます。購入の際にはよくご検討ください。
①アースが接地の確認方法
テスターを用いてアースの接地を簡易的な確認する方法です。
本来のアース接地工事の際は接地抵抗計という専用の測定器を使用します。
(注意)必ず右側二つに赤と黒のケーブルを挿してください。接続を間違えると感電やテスターが破損する可能性があります。簡易的なものとはいえ、電気を扱う機器を用いていることを自覚して使用してください。
アース接地の確認方法は、コンセントのプラス(右-縦に短い)とアースを計測し100V前後になっていることです。
通常、コンセントのマイナスは0v(左)、プラスは100V(右)になっています。
アースが0Vなら、
==================
100V(コンセントのプラス) – 0V(アース)=100V前後
==================
と表示されます。アースに何らかの問題があり、アースに20vあった場合は100V-20V=80V
等とテスターに表示されます。
※基本コンセントはマイナスは左(縦に長い)、プラスは右(縦に短い)ですが、工事の際に逆になっている場合があります。右でダメな時は左でも確認してください。
※また、テスターリード線をコンセントに差し込むときになれていない人は接触がうまくできずちゃんと測れない場合があります。
※(注意)よくあるお問合せで、リード線の針側のキャップをとらないで計測されている場合がございます(下記参照)。
②グッスが通電しているかの確認方法
この方法は、体表電圧を測りながら、アーシングできるグッズに触れて、数値が下がれば通電している(アーシングできている)ことがわかります。
上記のように接続します。ここでは一人でも簡単にできるようにスプリッター(T字型分岐)を使用しています。その他のその他の接続/計測方法は下記の動画をご参照ください。
テスターの黒いジャック→アース側に接続
テスターの赤い針→人が手で持つ。
アーシングできるグッズに触れる事で数値が下がります。数値が下がる場合は通電しています。体表面の電気がマットを通じてアースに逃げているからです(ここでは100kΩのケーブルを用いています)なお延長機器や接続ジャックには一切の抵抗が入っていませんので並列しても抵抗は増えません。抵抗器が入っているのは抵抗ありケーブルのジャック部分のみです。
よってケーブルを2本直列で接続すると抵抗が二倍になります(一度にアーシングできる量が減る)。
それでも長時間アーシングをしていれば、ゆっくり電気は逃げてゆくので効果は変わりません。
この測定は体の表面の電圧を測定しています。人は導電体ですので、部屋の電化製品や、床、壁の配線などの電圧の影響を受けると、場所によって数値が変わったりします。また、人自身が体を動かしても電気が発生するので、足踏み運動しながら計測していれば、瞬間的に数値が上がったりします。
正常であれば、基本的にはアーシングすることで劇的に数値が下がります。ケーブルが断線している場合は数値が変わりません。
または人やマットが電圧を拾う事で少し数値があがる場合があります。
また、グッズが通電しているのに数値があがる場合があります。その場合は、床などの電圧が高い場合など、その電圧の影響を受けていることがあります。同様に部屋のサッシや、壁、柱、などに触れると数値が変化したりします(内部構造のどこかで地面と繋がっていたり、電気配線との位置関係で上下します)。
可能であれば、テスターとグッズ以外には触れず行えればより正確な数値となるでしょう。
同じ機器を用いて場所を移して計測していってください。
家の中で適切な数値になる場所、配線ができるまでの知識と経験をつけましょう。
アーシングできるグッズの解説詳細
アーシング協会認定「リラクリフェ」のアーシングできるグッズ取り扱い方法を説明いたします。類似製品にご注意ください。当協会で認定しているのは「リラクリフェ」商品のみです。
他社製品で外観が似ていても使用については必ずしも同じとは言えません。
・マット、シーツ、ピローケース
・布団カバー
・パッチ
・リストバンド
・ソックス、サンダル
・グローブ
・静電気/電磁波除去グッズ
・ペット用アーシングができるグッズ
等の製品が現在ございます。一つ一つ解説します。
基本的なグッズの接続方法
基本的なプラグサイズついて
3口コンセントの穴のサイズ 4.75mm
ボタンのサイズ 4mm、10mm
接続端子 4mmバナナプラグ/ソケット
商品に標準装備5m抵抗ありケーブル
このコードだけに100kΩの抵抗が内蔵されています。抵抗無しケーブル(ジャック部分が青)もあります。アースコードは必ず使わないといけないので、両端オス端子です。ワニ口クリップは取り外し可能です。取り外して交換、その他の機器に活用ができます。
コイルコード
伸び縮するコードボタンは10mm。ボタン抵抗あり(白)と抵抗なし(青)があります。
10mmボタンコード
マット、シーツ、ピローケース、リストバンドなどほとんどがこのボタンサイズ
4mmボタンコード
パッチ、ソックス、グローブ、サポータはこのサイズ
ネジ式アース接続コード
アースへの接続部分はY字端子になっていて、ネジ式のアースに接続するコード
3口コンセント用接続コード
3口の4.75mmのアースに接続するコード
延長コード
5m、10mとある
10m必要な場合は、アースコード5m+延長コード5m=10mというように使用します。
スプリッター
2分岐用、4mmバナナプラグ×1、4mmバナナソケット×2
スプリッターボックス
4分岐用、コードの長さ2m、4mmバナナプラグ×1、4mmバナナソケット×4
分岐コード(ロング・ショート)
パッチやソックスなどで使用可能、オス部分に基本アースコードの先に付けます。アースコードの根元で分岐する場合は全ての製品が抵抗100kΩで保つことができます。
ボタン分岐コード
パッチソックスなどで使用します。
アース棒
棒の長さ30cmと60cm、コードはUVカット仕様。
コードの接続方法
基本的な組み合わせ
アースに合う、ネジ式または3口アース等を使用
↓
アースコード
↓
ボタン接続コード(ワニ口クリップで挟むだけでも接続ができます)
↓
グッズ
この接続で抵抗は100kΩ
延長コードを使用する場合
アースに合う、ネジ式または3口アース等を使用
↓
延長コード
↓
アースコード
↓
ボタン接続コード
↓
グッズ
この接続で抵抗は100kΩ
この接続で抵抗は200kΩになります。回路全体の抵抗器が二つ直列に並ぶために、抵抗が倍増してしまいます。
スプリッタでケーブルを延長する際に抵抗を一手に保つためにあ、延長ケーブルを使うか、抵抗なしケーブルをスプリッタ等で接続してください。
スプリッターで2つに分岐する場合
アースに合う、ネジ式または3口アース等を使用
↓
スプリッター
↓ ↓
アースコード アースコード
↓ ↓
ボタン接続コード ボタン分岐コード
↓ ↓
グッズ グッズ
この接続で抵抗は100kΩ
スプリッターで4つに分岐する場合
スプリッターを3つ使用すると4つ分岐できます。それぞれの抵抗は100kΩです。
スプリッターボックスで4つに分岐する場合
下記はスプリッターで分岐した一回線の抵抗は100kΩです。しかしこれらの4つの回線を一つのマットに繋ぐと、抵抗が並列されることのなるのでその4本を繋いだマットの抵抗は25kΩ1と、1/4の抵抗になりますのでご注意ください。
これらのグッズには抵抗が入っていないので上記のグッズを組み合わせても一切抵抗はありません。
この場合、回路全体の抵抗器(コードの中の抵抗)は一つなので、分岐した四つを全部使っても、1枚だけ使っても、四つの回線を1枚のマットに集中させても抵抗はΩです。
この場合も片方だけ履いても両方履いても抵抗は100kΩです。
こちらの場合は抵抗器が並列で二つ並んでいますので、二つの回線のマットを同時に一人の人が使えば、抵抗の法則で、50kΩの抵抗で使用していることになります。
抵抗が小さくなる分、100kΩの時と違った体感を受けるかもしれません。
シューズやサンダル
アースされていない室内床でアーシングできるシューズやサンダルを履いてもアーシングできません。
ソールに穴を開けて導電性ラバープラグが取り付けてあります。
これを履き、地面に直接立つことでアーシングができます。
静電気除去ブレスレット
静電気除去ブレスレットは、電気は1点に集め一定放電する仕組みと考えられます。放電には他にも衣類、空気環境などさまざまな条件があると考えられます。また静電気は金属部分からゆっくり放電されるため、ドアノブなどに触ってバチッとくることを避けられない(放電が間に合わない)場合もございます。また静電気は常時発生していますので、静電気放電を完全に無くすことはできませんので、可能であれば、アーシングを行なってください。
ブレスレットの内側に導電性のラバーがあります。
真ん中にステンレスのボタンがあります。
電気は抵抗の高い所から低いところに流れていきます。この原理を利用し、体の表面の静電気はまず導電性ラバーに集まり、それらの電気がステンレスのボタン1点に集まる事によって金属から空気中に一定放電するのが除去グッズの仕組みです。
冬のバチっとくる静電気を防止する、というよりも、アーシングできるコードを使えない場合にでも余分な電気を少しでも放電させるための補助として活用ください。
こちらを使用した体調改善効果も確かに報告がございます(経過確認中)。
使用上の知識と注意点
基本的な使用時間/併用
・基本的にはアーシングはできるだけ長い時間広い面積で触れると効果的です。
※一定数そうでない人もいますので注意が必要です。
・グッズを併用すると効果的です。シーツとピローケースを2つ使用と、2本のコード経路が体表面に触れていますので電気の流れる道が2本になります。この時の全体の抵抗値は、100kΩの抵抗が2本、電気がながれる道が2倍になり、抵抗値は半分の50kΩになります。このような使用で体調が良くならないのであれば、グッズを一つだけにする、または抵抗なしのケーブルを使う、グッズをつなげる場所を変えてみる、などいくつか試してみてください。ケーブル内外のノイズを始め、様々な影響があることがあります。
使用不可の例
・電気治療器のなかでも電子を大量に体に入れるようなものは、絶縁体のシートの上などで使用するものなどがあります。電子を大量に流すと電気と同じになりますので、その状態でアーシングできるグッズに触れると感電します。
・雷の時はグッズの使用は控えてください。100kΩ抵抗は雷対策ではありません。ケーブル側の種々のノイズを抑える目的と、人間側から流れる電流を抑えるためのものです(感電事故防止)。万が一雷が家に落ちた場合、雷がアースから逆流してくる場合が考えられ無いとは言えません(雷はゴム靴を履いていても関係なく体を突き抜けてゆく膨大なエネルギーを持っています)。
雷がゴロゴロと聞こえたらいつでも自分の頭に落雷に恐れがあります。30分ほどで雷雲は去っていきますので、その間ケーブルをなるべく元から外してやり過ごしてください。
また人に直接落ちなくても雷が高い木などに落ちて2次放電(側撃雷)し、人→アースグッズを介して雷を吸い寄せてしまう、またはそれ以外の予期せぬ落雷関連事故を防ぐためにも雷が鳴っている状況でのアーシングはお控えいただき、可能ならコードの接続を外しておいてください。
電気を扱うグッズである以上、未知の事故が今後起きないとは言い切れません。現状安全とされる使用法をしっかり遵守して、同時に電気について学習もしていきましょう。
・何よりアーシング時に電気が流れているところに触れないように気を付けましょう(特にアースしていない家電)。感電対策でアースコードに抵抗100kΩがあっても、感電はします(ジャックなど金属部分が肌に触れているとチクっとしたそれなりの痛みが走る事があります-状況によっては静電気の時の痛みに近いレベルの場合もあります-)。家屋自体は基本的には電気が流れるところに触れないようにできている分、自分たちで設置した電気機器の思わぬ部位で感電することがあります(例えば電子レンジの金属部分や、PCのモニターや、スマホ充電時のケーブル接続部分周辺等)。それらは電化製品の微量な漏電によるものです(故障ではなく、それゆえに家電機器はアースを推奨しています)。また小さい子供やペットなどでケーブル等への噛み癖で金属部分が露出してしまっていると大変危険です。
・電気に過敏だと感じられる方は、アーシング中も現代社会で使用が欠かせないPC、スマホ、その他の手に触れるメディア機器と、それを接続している電源機器(アダプター/コンセント関連)の特に金属部分を触れるときは、十分に注意してください(極力触れないように使用をしてください)。
使用部位
・体の気になるところや、それに関係するところをアーシングすると良い
服の上からアーシング
・人肌の間に生地があっても生地の分の抵抗はありますがアーシング自体はできます。
・あまりに分厚い場合などはアーシングできない場合もあります。テスターなどでその数値をご確認ください。アーシングできている数値が出ていれば、長時間行うことで効果は同じです。
分岐について
・コードは細いですが、人がアーシングする分には微量の電気を流すだけなので、1つのアースから何個分岐してもアーシングできます。
その他
・アースに電化製品のアースが接続している場合でも、併用できます。
グッズを使用して具合が悪くなる場合
アーシング理論で詳細の説明をしましたが、アーシングによって様々なノイズと称される存在、電磁配線の影響、アーシングできる機器との相性や未知の体質の反応等、原因はよくわかっていませんが、アーシングにより逆に体調が悪くなってしまう場合も稀にあります。当協会でもそうしたレアケースを集め、一緒に対策を考えています。これまでの事例として、
・アーシングを短い時間にして、数回に分ける
・より抵抗を大きくする(水道でアーシングする等)
で改善する場合もございましたが、全ての人にこれらの対策が当てはまるわけでもありません。
またそもそも「屋内アーシングが合わない」という報告もいただいています。
万一、アーシングによる体調不良などのケースを発見したら、一人で判断せず、一度当協会にご相談ください。詳細の環境が判明すれば、こちらで過去に解決したケースを共有することでその方の問題も判明し、解決の糸口が見えるかもしれません。
アーシング協会が推奨していないアーシングの方法
2口コンセントのマイナス側からアーシングを取る方法をアーシング協会では推奨していません。
理由1:万が一、柱上トランス等配電機器が根本的に故障した場合、感電事故になる可能性が考えられるからです。
理由2:内線規定の違反行為になるからです。
理由3:人によっては具合が悪くなった、という報告をいただいるからです(併用厳禁)。
下記に詳細を説明いたします。
アースにはA種、B種、D種がある。
日本の通常の2口コンセントは片方がプラス側が100vでマイナス側は0Vになっています。
コンセントのマイナスが0Vなので洗濯機などのアースと同じようにアースと考える人がいるようです。
実はアースには種類があり、それぞれ役割が違います。
コンセントのマイナスは中性線とも呼ばれています。
トランスには6600Vの電流が流れています。もしトランス内部の絶縁が破壊されると、6600Vの電流が過程に流れ込みます。そうなると全ての電気機kが壊れ、人体は感電し、大事故になります。そのような大事故の時、即座に漏電遮断機を稼働させるために、中性線にアースを取りいつでも大電流を逃すことのできる状態を作り、合わせて漏電の有無が常時監視されています。
コンセントは、電信柱の箱(柱上トランス)に繋がっています。送電線に流れている電圧は6600Vあります。
それを柱上トランスで200Vにしたものを100Vずつに2つに分けて100Vにしているイメージです。
柱上トランス、中性線はそれぞれアースが繋がっていますが、一般家庭では、A種、B種、D種と種類が分かれていてそれぞれ役割が分かれています。
A種接地は工事の際などの感電、落雷などに備えて
B種接地は柱上トランスが故障した時、100V側に6600Vが流れないようにするため、中性線を0Vにする為
D種接地は電化製品が漏電したときに人が感電しない為に、漏電した電気を逃がすため
図では2軒の家が柱上トランスに繋がっていますが、本来は何軒もの家が繋がっています。
そして、それぞれの家では、冷蔵庫、電子レンジなどの電化製品が繋がっています。
上の図のオレンジの矢印のように電気は流れています。
この回路の中で各家の電化製品のノイズが発生し、ぐるぐると回っているイメージになります。
同じ柱上トランスに繋がっている家で、電化製品が沢山使われ、送電線が近くにあったりすると、ノイズが多くなったりすると考えられます。
具合が悪くなるという人は、この電化製品からでるノイズを敏感に感じてしまっているという事が考えられます(さまざまな要因が考えられるので”ノイズ”と表現していますが、コードを流れる電気ノイズ/電磁波の類の他、アーシングすることで逆に人が浴びてしまう電気環境などからの影響が関わる場合があります。
また
中性線(B種接地)ではノイズは除去できません。
アース(D種接地)ではノイズの除去ができます。
内線規程の違反行為
本来コンセントは2つの穴を両方使うべきものです。
片方だけの使用では回路が故障する確率が上がります。そのような使い方で一般の人が罰せられることはありませんが、内線規程での違反行為にあたります。
万が一暗いところでアーシングしようとして挿すべきところをプラス側とマイナス側で間違えたり、電気機器の事故や漏電があった場合、誤って高圧の電流がアーシングしている人体の方にそこから逆流してこないとも限りません。その他の予想もしない事故も起こりえます。
人がアーシングするくらいでは基本的には漏電ブレーカは落ちませんが、原理的には下図のようになります。
このように電気回路図が本来あるべき姿でない形式で巡ることになり、状況によっては漏電ブレーカーで漏電と判断されることもあります。
人の静電気の量は微量なので、ブレーカーが落ちる、ということはないとしても機器全体には不安定な状況を作り出している、と考えます。電源が故障すれば修理も大変ですし、電気機の漏電に伴う重大な事故が起きないとも言えません。
このような理由も含め、アーシング協会ではコンセントのメインの2穴を何らかの形で用いるアースは一切推奨しません。
その他の事例
鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリートの建物は鉄筋が地面にささっています。鉄筋に繋がっているドア枠や窓枠などですと電圧の測定をして0Vの確認ができます。
ただテスターで0Vとなっても必ず建物の鉄筋が地面と繋がっているという証明にはなりません。
テレビのアンテナの同軸ケーブル
テレビのアンテナも同軸も0Vになる事があります。基本的にテレビのアンテナをアースに繋げる工事はしません。
配線を見なければわかりませんが、鉄筋の建物でテレビのアンテナが鉄筋に触れている場合や、稀にどこにも繋がっていなくても0Vになる事があります。
テレビのアンテナは下の図のように、
真ん中の銅線がアンテナ、周りの銅線はラジオなどの電波でテレビの映りが悪くなったりしないようにそれらを防ぐシールドの役割をしています。
テレビのアンテナは屋根の上など高い所に接地する場合が多く、その為、このシールドがノイズを集め入り込んでくるという事も考えられます。
これらの鉄筋部分、同軸ケーブルなども0Vであれば電場の除去や静電気の除去はできますが、感電の可能性や万が一の事故が一切ないとは言えず、アーシング協会ではやはり同軸ケーブルを使ったアーシングは推奨しておりません。
またアースが接地しているかどうかを確認するためには接地抵抗計という専門の測定器があります。
テスターでの測定は簡易的な計測ですので、それを根拠に作業を進めたり、アーシングできるとして回線を判断したりしないようにしてください。
アースの接地がテスター上で疑われる場合は、専門の業者に一度お問い合わせください。
いずれにせよアーシング協会では、不注意による事故を避けるためD種接地以外のアースよるアーシングは認めておりません。ご了承ください。
薬機法について
健康グッズを販売する際には、その広告表現方法に制限があります。
体に対する効果効能は医療機器しか表記することができません。
厳密に言うと、広告表現で(インターネットなどで進めたりする場合)商品名が特定されるものを指定いた場合は、販売していてもいなくても薬機法に触れてしまいます。
「アーシングができるマット」「アーシングができるシーツ」などの表現での効果効能を表現する分には問題ありません。
アーシング健康法の説明をする ◎
アーシングできるマットやシーツがアーシング健康法の効果効能がある ✖
アーシングできるマットやシーツが地面に触れているのと電気的に同じですよ △
その他ご不明な点なども、一度アーシング協会にお問い合わせください。
お問い合わせ先
以上がアーシング協会で現在共有しているアーシングについての知識です。
まだまだ解明しなければならない様々な未知の可能性があったかと思います。
アーシングできるグッズの使用についても生活環境、その地面の環境、使用者の体質などによって様々な効果が見られます。また私たちが全く体験していないケースもこれからどんどん増えていくでしょう。
ここに人が「健康になりたい」という思いや「治ると信じている」というような思いも加わり、プラセボ効果をはじめとする未知の人体の機能によってこちらが思いもしなかった体調改善が起きる、というケースも出てくるかもしれません(信じることで生まれる精神的安定がもたらす自然治癒力効果の質向上)。
またそれらの効果とグッズの効果とを分けて考えられる分析力も我々には求められてゆくでしょう。
現時点で、使用者の多くから、程度の差こそあれ、アーシングの良い効果の実感があることを報告いただいています。
今後ますますアーシング協会としても、科学的なリサーチを充実させ、協会員の皆様とともに、正しい知識の共有と、現代人の現代的疲弊の改善に貢献して参る所存です。
関連資料集
感電とB種接地
上記の内容、さらに感電の観点から改めて解説します。
電気は必ず閉回路で流れようとします。
通常機器が正常に作動しているときは、B種接地にもD種接地にも電気は流れません。流れるラインはあっても閉じた回路にならないからです。
何らかの電気機器の回路の故障が起きると、機器の外、筺の部分に電気が流れ出してしまう場合があります。
人体がアースされていない機器で感電しますと、電気は人体を通り地面に流れ、一番近くのB種接地線を通って閉じた回路を作ろうとします(基本的に電気は来た場所に帰ろうとします)。
電気回路は必ず閉じた流れを作ろうとするためで、この時人の体が回路の一部となります。いわゆる感電です。運が悪ければ命を落とします。
アースなし機器による機器故障時の関電事故
(参考;アーシング協会にて加工)
しかし機器がアースされていれば、アースは人体よりも抵抗が低いので、電気は人体には流れず、アースを通って中戦線のアース(B種接地)とつながり回路を作り、人体の感電は最小限ですみます(それでも若干人体も電気を流すこともある=足が濡れている時など)。
機器故障時のアース接続時の危機回避
(参考;アーシング協会にて加工)
このようにどこか周囲で感電による事故があると、コンセントのマイナス側でアースしている場合、感電事故の逆流を浴びる可能性もあります。
つまりB種接地線で戻り電流が計測される、ということはどこかで漏れ電流がある、ということになります。
トランス→100V→電気機器→中性線→100V→トランス
という具合に正しく100Vを使用し100Vが戻って行かないと漏電遮断機が作動します。
トランス→100V→電気機器→中性線→99V→トランス×
戻ってくる電気が100Vないと漏電遮断機が作動し、電気が流れません。
コンセントでアースを取る機器は「余分な電磁波を除去」というよりも、機器の筺体に満ちる微量な電気をUSB等から集めてコンセントに戻すことで外箱に満ちる電気の影響を減らしています(健康のためのアーシングというより、電気機器のアースに近い構造です)。
どのような事故が起きるか、他者製品の保証まではできかねますので、日本アーシング協会では、推奨商品とそれ以外の他社のコンセントにつなぐ製品との併用は行わないでください。
電気機器のアース工事
電気機器のアースについては、そうした商品を買うよりも、町の電気屋さんでアースの増設をしてもらうことのほうが確実で安全。かつ安価です(15000-30000円程度)。
実店舗と長年の実績のある店に直接ご相談されるか、近くの大きな家電量販店などから依頼を進めると必要な範囲での明朗会計がなされます(「カインズホーム」等)。クレームが起きても業者と直接交渉せず代理人とできるのでおかしなことになりづらいです。
予算を抑えようと、インターネットで安いところを検索して、実店舗がどこにあるかわからない近所にあるとされる会社に出張工事などを依頼するとネット価格とはまるで異なる高額工事をされたり、追加提案をされて「これを今日おおわさないと今晩電気は使えない」などと勢いで工事を押し切られ、結果かなりの高額工事になったりするので、代理人を立てない工事依頼はおやめください。直接の知人以外で10000円以下でアース工事を行なってくれるようなところはご注意ください。
アースケーブルがアンテナとして電磁波を引き寄せてしまう可能性について
アースの線が長ければ長いほど、アンテナの役割をします。
アース線の長さ、アースの接地抵抗値、コードに抵抗が内蔵している、抵抗が内蔵していないでも、集めるノイズの周波数が変わってきますので、身のまわりの電磁波の環境でも変わってきますので、発生源の対策をすることで、軽減することができます(ご自宅で延長ケーブルを使用するようなアーシングする際には、まずは抵抗のあるケーブルをお使いいただくと良いと思います)。
具体的には、例えば3メートルのケーブルは、100MHzの電磁波と共振し、ケーブル自体が100MHzのノイズを放射してしまう場合があります。これは同じ固有振動数を持つ物質がその正数倍の振動数に共振する現象や、弦の共振、自然倍音現象などと同じ理屈です。
ケーブルが短かければ、短いほど空中に飛ぶ生活電磁波の周波数を超えていくので、共鳴しづらくなります。
ケーブルの長さと共振する周波数をより厳密に区別してみました(作成:アーシング協会)。
ではどの程度の電磁波が該当するかは、下記などを改めてご参考ください。
(引用)
コードが断線しているかどうかを確認する方法
※(注意)電気用のテスターの使用方法を知っている人は、抵抗を測定するのでも、導通チェックといって、音で導通を確認することができるモードがあります。しかし、導通チェックは抵抗値が0~85Ω(±45Ω)の場合など範囲が決まっていますので、100kΩの抵抗のあるコードは導通チェックでは断線していると判断されてしまいます。必ず「Ω」ツマミの位置で抵抗値を測定してください。
靴の裸足と日本人
アーシングを行う人で、極端にゴム靴が悪い、病気の原因だ、と極端に指摘する人がいます。
ある意味では正解であり、正確とはいえません。
日本人の平均寿命データにデータをご覧ください。
(参考)
実際は靴の生活に関わらず平均むしろ靴を履くようになってなるからの平均寿命の伸びは画期的です。
(引用)
寿命の伸びは上下水道の普及などとよく照らし合わされます。
靴を履いたことで足からの刺激がなくなり、確かに現代人の病気は増えたかもしれません。肉体の耐性なども変わったかもしれません。
一方で寿命が延びれば生活習慣病も当然現れてくることも確かです(長く生きれば習慣期間も伸びる)。
「ゴム靴」を例として出すのはあくまで、人が地面との接地を忘れてしまったわかりやすい例、として挙げているだけで、全ての元凶が靴にある、とは言い切れないと思います。
多角的にデータから現状を分析してみてください。
素粒子一覧表
現代では素粒子の種類はいくつも発見されています。電子も素粒子の1つです。
代謝と電子の授受
人体は代謝をすることで、ATP(アデノシン三リン酸)をつくります。
ATPとは、すべての動物、植物、微生物の細胞のなかに蓄えられている細胞が作る(主にミトコンドリア)エネルギー物質のことです。この物質のおかげで、身体を動かしたり、心臓を動かしたり、息をしたり、生きるために必要なことが可能になります。
決して、食べたものから直接エネルギーを得ているとわけではありません。
このATP(アデノシンリン酸)をつくるための反応には、以下の3つのシステムがあります。
・解糖系
酸素がない環境で、細胞質基質にて行われます。身体にエネルギーを供給するためのシステムです。
・クエン酸回路(TCA回路)
ミトコンドリアでおこなわれるクエン酸回路のもっとも重要な役割は「水素イオン(H+)」と「電子」を取り出し、電子伝達系へと運び、「大量にATP」を作り出します。
・電子伝達系
ミトコンドリアの内膜でおこなわれATP(アデノシン三リン酸)をつくるためのシステムです。
解糖系で食事の炭水化物のグルコースから「ビルビン酸」を作る
→クエン酸回路でビルビン酸からアセチルCoAを、脂肪とタンパク質からアセチルCoaを使い、「NADH+H+とFADH2」をつくり
→電子伝達系で「NADH+H+とFADH2」がミトコンドリアに運ばれ、この中の水素から外れた電子はシトクロムへ移行し(1)、水素イオンは内膜と外膜の間の膜間腔に能動的に輸送されます。(2)
この(1)(2)においてその時の電位の影響を受けます。
この時、強い電気的影響などで電位異常があると、これらの電子の受け渡しが失敗し、代謝中の酸素に不対電子を持たせ、活性酸素が発生します。この代謝は全ての細胞でおこなわれていますので、電子の受け渡しのエラーは、どの細胞でもあり得るという事が考えられます。
特にミトコンドリアの数の多い、骨格筋細胞、脳細胞、肝細胞…などでは、代謝の経過中に多くの活性酸素を生む可能性が考えられています。
現代では電気的影響が身の周りに非常に多く存在します。
これは、体内での代謝エラーの可能性がますます増えている要因になっている可能性と解釈することもできます。これらをアーシングで極力防いで行くわけです。
代謝エラーについては、電気機器のグランドアースの役割と考えるとわかりやすいです。
電気機器の専門用語では「機能接地」と言います。機能接地の目的は、機器自体の安定動作・故障防止です。電気機器では回路の中で高速のスイッチングや予期せぬ高調波ノイズが電磁波を瞬間的に放出する時があります。それらが機器内で電荷として残留し、さまざまな回路の誤動作が起きることがあります。場合によっては接点の焼損するケースもあります。これらの放電はナノ秒からマイクロ秒の極めて短時間で発生する為、漏電遮断器やヒューズ等の安全回路が通常動作しません。
こうした漏れ出た電荷を帯電しないように、アース電流として大地へ戻すのが機能接地です。この仕組みは基本的には接地された筐体に接続される必要があります。筐体が十分に大きければ自然放電も可能ですが、基本的に接地をしていない独立した導体は帯電状態が長期間続くことがあります。
医療機器ではこの対策が特に重要となります。安定して動作をさせるには基準電位である0ボルトが必要であります。機能接地することによりこの基準電位を得ることができます。
人体の中で発生する電気はピコアンペアの世界と言われています。10のマイナス12乗Aという小さく微量な世界です。この小さな電流によって、ロスなく極めて正確に且つ省エネで人体は機能しています。
この微量な電気の仕組みが、外界からの電気、食べ物からのイオン、体の中で生まれるストレス、疲労からくる炎症などの電位異常によって影響を受けないとは言い切れません。そこで発生した余分な電子を排出する仕組みが壊れてしまうと、人体は活性酸素で溢れ、炎症が起きやすくなり、結果として体調不良をはじめとした疾病につながる可能性もあります。
それらの異常が起きないようにするには、アーシングと規則正しい生活を心がけていくしかありません。
(参考)
電磁波除去とアーシングの違い
電磁波については、多くの方は「何も感じない」とおっしゃるかもしれません。しかし同時に敏感な方は電磁波または何らかの理由で体調不良になり、電磁波を除去することで体調が回復している、という報告をいただいているのも事実です。
下記に総務省の電磁波についてのレポートがあります。
https://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/jintai/
公的団体も電磁波について述べなければならないくらい、現代は電気にあふれています。
もし個人の体調不良が医療機関等の検査の結果「原因不明」である時、身の回りの電気関連や化学物質等の影響がないか一度検討してみるのも一つの方策です。
ここではそうした状況の方もいる、という理解の下、当協会が考える電磁波との付き合い方について考えてみたいと思います。電磁波については、当協会は今後も観察、リサーチして、より科学的なデータを列挙して参る所存です。
マイクロ波周波数電磁場 (EMF) は、うつ病を含む広範な神経精神医学的影響を引き起こします
電磁波についての世界保健機関(WHO)のファクトシート(2016)
電磁場への短期暴露に関連する生理学的変化と症状:無作為クロスオーバー誘発試験
携帯電話の基地局周辺に住んでいる人間に対する RF による健康リスクの証拠: 高周波疾患から癌まで
情報が入り乱れているのが現実です。しかし社会に統一をもたらすのは、権威が設置した事実に基づいて展開することで良くも悪くも価値の統一が図れます。個人の意見はさておき、世界の常識、先端の科学的知見を基本的な根拠としてファクトシートなどを時折チェックする癖をつけていただくのが理想的です。それにより世界の基本動向を理解した上で、個人の研究を推し進めるべきでしょう。
過剰なストレスや、過労、長年の心身疲労などがいつの間にか電磁波などの目に見えない存在や他者由来の元凶に原因を求めてしまうケースなども論文で報告されています。
今現在、電磁波による激しい苦痛(実際に過敏に心身が反応してしまう一種のアレルギー反応)を感じられている方は、電磁波対策で心身疲労を抑える(電磁波というより電場対策中心の対応=家電のアースや、身体のアーシング)などの対策はあくまで補助対策です(電磁波が原因ではない、というのが現実の科学的判断です。だから電磁波対策をしても心身不調は改善しない可能性があります)。室内を清潔に保ち(浮遊した埃などに電子がくっつき、それを吸い込むと結局体内の電子は過剰になる可能性=出典論文=。)医師に相談し、十分な休息と診療期間を設けていただいた上で、改めて冷静な身心状態をもってこの問題と取り組んでみてください。
自然の静電磁界
電磁界は地球上に常に存在します。自然発生の主な電磁界は、熱放射(赤外線)、太陽からの可視光または紫外線です。火および落雷もまた電磁界の発生源です。さらに、地磁気および地面と大気上層の間の電界もあります。これについて、以下で説明します.
地球の磁場、いわゆる地磁気(GMF)は、地球を南極から北極へと取り巻く準静的な磁界です(図)。地磁気は、地球核の液体部分における電流が主な原因で生じます。両極での磁界は赤道の2倍の強さです。地磁気は、地質学的深度と緯度に依存し、地球表面では30-70μTの範囲にあります。したがって、地磁気は私達が継続的にさらされている最も強い磁界です。地面との関係では、磁力線は赤道で水平、両極で垂直に通ります。中央ヨーロッパでは、磁力線は斜めに地面に入ります。地表水平面と磁力線との角度を伏角と呼びます。
自然の電界
自然発生の電界もまた地球上に存在します。電界は主として地面と大気上層(電離層、高度70 km以上)の間に発生しています。電界を発生させる主な原因は太陽からの放射線と太陽風です。静電界の大きさは、太陽の活動、大気の導電性率、季節および気象に依存します。例えば、冬期の電界強度は270 V/mであり、これは夏期(130 V/m)の2倍の大きさです。対照的に雷雨中には、平坦な地形での電界強度が20,000 V/mに達することがあり、ピーク値は最大300,000 V/mです(落雷中)。この巨大な電界強度は、雷雲中の湿った暖気の塊が原因で発生します。落雷による突然の放電は電磁インパルス(空電)を生じさせます。これは遠距離であっても測定可能です。
大地も雷が落ちることで電子を補うということをしています。
プラズマとは、気体、固体、液体、に対して第四の状態で、電気的にプラスとマイナスが分かれている状態です。
雷が地球に落ちる⇨地球が宇宙と繋がる⇨人もアーシングして間接的に宇宙と繋がる
地球上の生物はこの環境下で生体電位、生体磁気を保っています。